TRUE COLOURS FESTIVAL
OCBC Square 出品作品

 

 作品1:ダンス作品「Onna Matsumushi(女松虫)」

日本財団DIVERSITY IN THE ARTSでは、義足パフォーマー・ダンサーの森田かずよと、インクルシブダンスの分野で活躍する定行夏海によるダンスデュオ作品を、アジア太平洋障害者芸術祭「TRUE COLOURS FESTIVAL」のために委嘱・制作します。本作では、「とけあう」世界をコンセプトに、様々なバリアが比較や競争を生みやすい現代社会において、バリアを超えて一体になる瞬間を二人のダンサーによって描きます。両手両足義足のアーティストとして世界中で活躍したリサ・ブファノ(Risa Bufano)の共同製作者としれ知られるアメリカの振付家、ソンシリー・ジャイルズ(Sonsherée Giles)による振付と、サーカスアーティストの金井ケイスケによる演出により作品制作を行います。衣装デザイナーとしても知られるソンシリーは、車椅子、義足などを身体パーツの一部として空間的にデザインし、パフォーマンスを彫塑的な美しさにまで高めていきます。

稽古風景より(Photo:冨田了平)

 

< 作品について >

時空を超えた体の出会い。全ての人の体、DNAに刻まれた記憶。体の根源から湧き出るエネルギーが共鳴し合い、水の流れのように綿々と続く人類の遺伝子が響きあう。解き放たれ、ふたりの体と魂が混ざり合い、時空を超えて広がっていく。いつかどこかで出会ったふたりの既視感。短くもはかない夜の物語。
モチーフとした、能の「松虫」は、時空を超えて河原で語られる男の友情のお話です。最後に”霊である自分の話を聞いてくれた観客をも含めて友である”と暗喩的に謡われます。客席と舞台がひとつにつながったと思わせるような作品です。

 

演出・振付・衣装ディレクション:ソンシリー・ジャイルズ

演出:金井ケイスケ

出演:森田かずよ、定行夏海

衣装製作:武田久美子

音楽:ジェローム・バウアー

制作協力:SLOW LABEL

 

 

本作は2018年3月23〜25日にシンガポールで開催されるアジア太平洋障害者芸術祭「TRUE COLOURS FESTIVAL」にて上演されます。国内では10月に開催される「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017」で一部上演するほか、試演が予定されています。今後の国内の上演予定についてはお問い合わせください。

お知らせ1
「Onna Matsumushi(女松虫)」 を振付したソンシリー・ジャイルズへのインタビューページを公開致しました!

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お知らせ2
2/4(日) SLOW MOVEMENT-Showcase & Forum vol.2- にて「Onna Matsumushi(女松虫)」 が上演決定!

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2018年2月28日(水) Culture NIPPON シンポジウムにて「Onna Matsumushi(女松虫)」 が上演決定!

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プロフィール

ソンシリー・ジャイルズ (ダンサー、振付家、衣装デザイナー)

サンフランシスコ在住。動物、ランドスケープ、アートヒストリーや日々の生活経験の観察に基づき、ダンスを創作、国内外をツアーしている。公立学校、施設、ダンスフェスティバルや大学でコンテンポラリーダンスを教えている。2005-2015年までAXIS Dance Companyのアソシエイト・ディレクターを務める。2008年、Alex Kately振付作品「To Color Me Different」でIsadora Duncan Award for ensemble performanceを受賞。2010年には、インテグイテッド・ダンスの分野で、Homer Avila Award for Excellenceを受賞している。

 

 


金井ケイスケ(サーカスアーティスト)

中学で大道芸を始める。97年文化庁国内研修員として能を学んだ後、99年文化庁海外派遣研修員として、日本人で初めてフランス国立サーカス大(CNAC)へ留学。卒業後フィリップ・デュクフレ演出のサーカス『CYRK13』で2年間のヨーロッパツアー。その後、フランス現代サーカスカンパニー「OKIHAIKUDAN」をセバスチャン・ドルトと立ち上げ、ヨーロッパ、中東、アフリカなど35カ国で公演。2009年帰国。2016年にはパリ市とアンスティチュ・フランセが主催するLes Recollets2016 を受賞 。

 

 

 

森田 かずよ (義足の女優・ダンサー) 

「二分脊椎症・側湾症」を持って生まれ、18歳より芝居を始める。表現の可能性を日々楽しく考えながら、義足の女優・ダンサーとして活動。NPO法人ピースポット・ワンフォー理事長。最近は人形作家とのコラボレーションなど、様々なジャンルの方と共に、障害を超えた身体のあり方を模索している。第11回北九州&アジア全国洋舞コンクールバリアフリー部門 チャレンジャー賞受賞。

 

 

 

定行 夏海 (ダンサー) 

フィジカルシアターカンパニーGERO所属。幼少の頃から西アフリカの伝統芸能を柳田知子氏と母である定行雅代より学ぶ。中学からNPO法人みやぎダンスのインクルーシブダンス活動・舞台作品に参加。京都造形芸術大学でコンテンポラリーダンスを学び、現在ダンサーとして舞台に立ちつつ、みやぎダンスでの指導やSLOW MOVEMENTでアカンパニストとして作品に出演するなど、インクルーシブダンスの現場を中心に活動している。“Afro Dance Groove”インストラクター。

 

 

 

武田久美子 (コスチュームデザイナー)

1979年 東京生まれ。多摩美術大学テキスタイルデザイン学科卒業。テキスタイルの技術を生かしながらの舞台衣装デザインに興味を持ち、卒業後にロンドンへ渡英。London College of Fashionの衣装デザイン学科、引き続き同校の大学院にて専門的、技術的に、ステージ上での衣装の役割や効果を模索するようになる。大学院卒業後から本格的にキャリアをスタートし、グローブシアター、バービカンシアター、ノッティングヒルカーニバルなど、様々なパフォーマンスの衣装デザイン・制作をしている。2012年からは拠点を日本に移し、広告(TV、グラフィック、WEB)や音楽(コンサート、CDジャケット、Music Video)、映画、舞台の衣装など活動の場所を広げている

 

ジェローム・バウアー (音楽家・作曲家)

フランスに生まれる。両親をアーティストに持つ。2000年以降、スイス在住。1989年から映画、テレビや演劇の音楽作曲を行う。パリでピアニストとして、7年間、高名なジャズマンであるミカエル・サルバディにジャズ音楽教育を受ける。さらに、2年間、演劇学校で学び、SACEMアレンジャー試験に受かる。ロカルノ国際フィルムフェスティバルで最優秀フィルム音楽作曲賞を受賞。イタリアの演出家ジャコモ・ラビッキオとの20年に渡って協働を続けている。